2025年3月29日(土)、埼玉西武ライオンズの山田陽翔投手がついに1軍昇格!
プロ3年目にして、ついに1軍のマウンドを踏む可能性が高まっている。
では、なぜこのタイミングで1軍に上がってきたのか?
昨年の成績と比較しながら、オープン戦で見せた「進化」をデータで掘り下げていこう。
1. 2025年オープン戦の成績をチェック!
まずは、直近のオープン戦での山田陽翔の投球内容を振り返ってみよう。
2025年オープン戦成績
防御率 | 登板 | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 奪三振率 (K/9) | 与四球 | WHIP | 被打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2.25 | 4 | 4.0 | 4 | 0 | 5 | 11.25 | 0 | 1.00 | .250 |
データから分かること
防御率2.25と安定した投球!
奪三振率11.25(9回換算で11個以上) → 三振を奪えるリリーフへ進化
与四球0!昨年の制球難が改善
被本塁打ゼロ → 球の質が向上?
WHIP 1.00 → ランナーをほぼ出していない!
オープン戦では 「三振を奪える力」と「制球の安定感」 が際立った。
この2つはリリーフ投手として非常に重要な要素であり、今回の1軍昇格の決め手になったと考えられる。
では、昨年(2024年)の2軍成績と比較すると、どれほど進化したのか?
2. 2024年2軍成績との比較|どこが成長したのか?
2024年 2軍成績(リリーフ&先発)
役割 | 投球回 | TBF | FIP- | tRA- | kwERA- | SIERA- | K-BB% | K% | BB% | FIP | tRA | kwERA | SIERA | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リリーフ(RP) | 13.0 | 64 | 96 | 98 | 103 | 97 | 7.8 | 20.3 | 12.5 | 3.71 | 3.79 | 4.00 | 3.77 | 不明 |
先発(SP) | 11.0 | 49 | 92 | 103 | 114 | 117 | 4.1 | 16.3 | 12.2 | 3.58 | 3.99 | 4.43 | 4.53 | 不明 |
2024年 → 2025年の成長ポイント
四球率(BB%)12.5% → 0.0%(大幅改善!)
奪三振率(K%)20.3% → 29.4%(より三振を取れる投手に)
K-BB%が7.8% → 29.4%(圧倒的な改善!)
FIP、SIERAの数値も向上し、投球の質が良くなっている
昨年は制球面で苦労しつつも、リリーフで一定の成績を残していた。
しかし、オープン戦ではそれをさらに上回る 「無四球」かつ「三振を奪える投球」 へと進化している。
このデータを見れば、「1軍昇格は納得の結果」 だと言えるだろう。
3. 1軍合流の妥当性と今後の起用法は?
では、この1軍昇格は妥当なのか?結論から言えば…
「オープン戦の内容を見れば、1軍昇格は十分妥当!」
1軍での起用法は?
役割 | 期待される仕事 |
---|---|
中継ぎ(6〜7回) | 四球を出さずにピンチを切り抜ける |
ワンポイントリリーフ | 右打者への強さを活かして重要な場面で登板 |
ロングリリーフ | 2イニング以上をカバーできるかも |
特に 「短いイニングで三振を奪える能力がある」 ため、
リード時・僅差のビハインド時の 6〜7回での起用が有力 だろう。
4. 1軍定着のための課題
もちろん、1軍では 「オープン戦の成績がそのまま通用するか?」 が問われる。
被打率.250が悪化しないか?
1軍の打者相手に三振を奪えるか?
連投やビハインド時の投球の安定性は?
このあたりがクリアできれば、シーズン通して1軍に定着できる可能性は十分にある!
5. まとめ|山田陽翔は1軍でブレイクできるか?
結論:1軍昇格は妥当!今後の登板に大注目!
昨年の課題だった制球力が大幅に改善し、三振を奪える投手に進化!
オープン戦で結果を残し、リリーフとして期待できる状態!
1軍で通用するかどうかは、これからの登板次第!
プロ3年目、ついに迎える1軍初登板の瞬間に期待!
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