【試合レビュー】アストンヴィラ対チェルシー – チェルシー、逆転負けで痛恨の3連敗

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2月23日、アストンヴィラとの一戦でチェルシーは2-1の逆転負けを喫し、痛恨の3連敗となりました。

9分にエンソ・フェルナンデスのゴールで先制したものの、後半57分と89分にアストンヴィラのアセンシオに得点され、試合を逆転されてしまいました。

マレスカ監督は新しい戦術を試みましたが、後半の修正が間に合わず、試合の流れを取り戻すことができませんでした。

チェルシーの戦術とスタメン:普段と違う選手起用とフォーメーション

チェルシーのスタメン

• キーパー:ヨルゲンセン

• 右サイドバック:ギュスト

• 右センターバック:チャロバー

• 左センターバック:コルウィル

• 左サイドバック:ククレジャ

• 中盤:リース・ジェームズ(右)、カイセド(中央)、エンソ・フェルナンデス(左)

• 右ウイング:パーマー

• センターフォワード:ネト

• 左ウイング:エンクンク

この試合では、マレスカ監督が新たなフォーメーションを導入し、ネトをワントップに起用し、リース・ジェームズを中盤に配置するなど、これまでの戦術を変更しました。

サイドバックには偽サイドバックを使わず、ギュストとククレジャが大外を駆け上がる形に。前半はその新しい形が功を奏し、試合の主導権を握ることができました。

しかし、後半にアストンヴィラが修正を加えると、チェルシーはその対応に苦しみ、最終的には逆転を許してしまいました。

試合序盤は新戦術がうまく機能し、チェルシーが支配する時間帯が続きました。特に、リース・ジェームズの中盤での精度の高いパスや、エンソ・フェルナンデスの攻撃的な動きが目を引きました。

しかし、後半にアストンヴィラが調整を加え、逆転のシナリオが待ち受けていたのです。

選手ごとの評価

ヨルゲンセン

ヨルゲンセンは試合を通じて安定したセービングを見せてました。特にワトキンスのシュートにはうまく足を残して素晴らしいセーブをしました。途中名でよかっただけにアストンヴィラの2点目に関しては、止めてほしいシュートでしたね。あとはハイボールの対応がやっぱり少し怖いです。

ギュスト

ギュストは対人守備においてはさすがのうまさを見せましたが、トラップやパスの精度に課題がありますね。1失点目は彼のマークなのでそういったところは成長していってほしいところ。

チャロバー

試合開始早々に負傷して交代。早期の交代だったため、評価は難しいです。

コルウィル

無難なパフォーマンスでした。裏抜けの意識が高いねとへのロングボールの精度はまずまずでしたが、リーダーとしての圧倒的な存在感には欠けていたように思います。

ククレジャ

守備面ではしっかりと役割を果たしましたが、攻撃ではもっと貢献できたのではないかと思います。エンクンクとの連携が思うようにうまくいかず、攻撃面での期待に応えられませんでした。

リース・ジェームズ

中盤での起用は新しい試みでしたが、リースはそのポテンシャルを十分に発揮できなかった印象です。前線に送るスルーパスは鋭さがありましたが、やっぱりリースにはクロスをガンガン入れてほしい感じがあります。偽サイドバックで中盤化することもあるけれどリース中盤はどうなんだろうと思ってしまいます。怪我耐性を考えたら仕方ないことなのかも。

カイセド

中盤での安定したプレイを見せ、守備での貢献は素晴らしかったです。攻撃面でも、パーマーへの決定的なスルーパスが印象に残りました。安定感があり、毎試合素晴らしいパフォーマンスを披露してくれる選手です。

エンソ・フェルナンデス

先制ゴールを決めるなど、攻撃面で強い存在感を示しました。攻撃的なポジションでチャンスを作り出し、試合後も責任感を感じるような表情を見せました。守備でも献身的に走り回り、全力で戦っていました。

パーマー

右サイドでギュストとの連携はあまり上手くいきませんでした。決定的なチャンスもありましたが、得点には繋がりませんでした。パーマーなら決めてほしい場面での不発が悔やまれます。最近はうまくいかない試合が多く少し不貞腐れているような態度も気になります。素晴らしい選手であることは証明されているので何とか復調してほしいところです。

エンクンク

左サイドでの起用でしたが、あまり結果を残せませんでした。ボールを受けても決定的なプレイに繋がらず、サイドでのプレーにおいて何かが足りない印象を受けました。

ネト

トップ起用に見事に応えました。スピードを活かした裏抜けや積極的なプレイで、チェルシーの攻撃において効果的な役割を果たしました。ジャクソン不在の今、ネトの起用は続くと予想されます。

アダラビオヨ

チャロバー負傷による急な交代で投入されましたが、試合に入りきれていなかった印象です。空中戦での強みをもっと活かせるようになると、今後の活躍に期待が持てます。

サンチョ

エンクンクと交代し、左サイドに入るも決定的なプレイはありませんでした。ドリブルでの突破は良かったものの、最後のアイデアに欠ける部分がありました。能力は高いだけに、今後の活躍にもっと期待したいところです。

試合総評と今後の課題

チェルシーは新しい戦術で前半を支配していましたが、後半にアストンヴィラの修正に対応できず、逆転を許しました。マレスカ監督は戦術に新しいアプローチを取り入れたものの、試合中の修正力には課題が残る結果となりました。特に交代選手の質や層の薄さが問題となり、試合後も深刻な反省が必要です。

今後の課題は、試合中の修正力の向上と交代選手の質の改善です。冬の移籍市場における動きにも疑問が残り、ジャクソンやマデュエケの負傷、ムドリクのドーピング疑惑がかなり響いている印象です。そしてフェリックスのローン移籍についても意見が分かれています。チェルシーは、何としてでもCL権を獲得するために、次戦に向けての準備をしっかりと整えていく必要があります。

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